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ボトリオレピス。[絶滅動物図鑑]

ボトリオレピス
Bothriolepis

ボトリオレピスの画像
科名
ボトリオレピス科
その他の名前
学名:[Bothriolepis]
分類
哺乳類、単弓類、獣弓目、異歯亜目、ディキノドン下目
生息地(発見地)
北米、ヨーロッパ、南極、グリーンランドなど
時代
3億8700万年前~3億6000万年前(デボン紀後期)
全長
25~50cm
平均は30cmほど
体重
不明
食べ物
不明
解説
ボトリオレピスは板皮類に属する魚類で、体の前の方は鎧のような厚い装甲板で覆われていますが尾に近い体の後ろの方にはそのような特徴はありません。また、この鎧を着ているかのような姿から甲冑魚と呼ばれている種類のひとつとなっています。
一般名であり学名でもあるボトリオレピスの意味は「溝のある甲羅」で体の特徴をそのままあらわしたような名前だと言えます。

ボトリオレピスは海水魚ではなく川や湖に住む淡水魚であったとされており、主に水底に泳いで生活し水の底に積もった砂や泥などを体の左右にある大きなヒレを使って掘り返し、その中にある食べ物をあさっていたと考えられています。

ボトリオレピスの体は胴体部分が大きな骨の板に覆われ、この装甲板によって外敵から身を守っていたとされています。また、無顎類の魚とは違って顎の部分に骨がある事も特徴のひとつです。
尾の部分には現在の魚の様に尾ビレや背ビレがあり、この尾ビレを使う事によって水の中での推進力を得ていたと予想されています。
また、発見された化石にはこの尾の部分は残っていません。

ボトリオレピスを含む板皮類の魚はデボン紀の次の時代である石炭紀の前期には全ての種が絶滅したと言われています。