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エリオプス。[絶滅動物図鑑]

エリオプス
Eryops

エリオプスの画像
科名
エリオプス科
その他の名前
学名:[Eryops]
分類
両生類、分椎目、迷歯亜綱
生息地(発見地)
北米
時代
石炭紀後期~ペルム紀前期
全長
約2m
体重
90kg
食べ物
肉(魚など)
解説
エリオプスはワニの仲間のような姿をしていますが分類上は両生類に分類される動物で学名であるエリオプス(Eryops)とは「引き伸ばされた顔」を意味します。この名前の通りエリオプスの頭部は巨大でその大きさは全長の4分の一に及びます。

エリオプスの体はワニなどよりもずんぐりとしており、頭部は凹凸などがあまり見られない全体的に平たい形状になっています。また、尾が短い事も特徴のひとつです。

全長が2mにもなるエリオプスは当時の北アメリカ大陸に生息している肉食動物の中では最大級であったとされ、沼の底などで狩りをしていたと言われています。
口の中には肉食動物らしい強靭な歯が並んでいましたがこれは獲物を噛み砕く為のものではなく主に獲物を固定する為のものであったと考えられており、獲物を固定した後は口を上に振り上げて丸呑みしていたようです。

エリオプスは四肢が短くあまり機敏に動く事ができなかったようで陸上はもとより水中においても激しく動き回るような事はなかったとされています。
また、体の側面部分に四肢がついているという特徴は本種が両生類である事を再認識させ、そこからほぼ直角に曲がる事によって地面についていました。