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クロノピオ。[絶滅動物図鑑]

クロノピオ
Cronopio

クロノピオの画像
科名

その他の名前
学名:[Cronopio dentiacutus]
分類
哺乳類、ドリオレステス目
生息地(発見地)
南米(アルゼンチン)
時代
約9300万年前(白亜紀後期)
全長
約12cm
体重
不明
食べ物
肉(昆虫など)
解説
クロノピオは大型の哺乳類が全くいない白亜紀に繁栄していた哺乳類で、12cm前後と言うかなり小さい体の動物ですが恐竜が繁栄していた白亜紀後期の哺乳類としては最大級の種類だったのではないかと言われています。
また、ある程度、体の大きな哺乳類があらわれ始めるのは恐竜が絶滅した後だったという事が分かっています。

クロノピオの体の特徴は細長く鼻が前面に突き出た頭部や長い犬歯、毛の生えた長いしっぽなどで体つきから素早く動き事ができたと考えられており、昆虫などの小さな動物を捕食して暮らしていたとされています。

クロノピオはオーストラリア大陸などで見られる有袋類の祖先だと言われており、有胎盤哺乳類の祖先でもあると言われている事から結果的に人類の遠い祖先であるとも言えます。

尚、一般名であり学名でもある「クロノピオ」発見者の一人であるギジェルモ・ルジェが影響を受けたとしているアルゼンチン人の作家フリオ・コリタサルの書いた小説に出てくる登場人物からとったとされています。