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ドリアスピス。[絶滅動物図鑑]

ドリアスピス
Doryaspis

ドリアスピスの画像
科名
Doraspididae
その他の名前
学名:[Doryaspis]
分類
魚類、異甲目、無顎綱、翼甲形亜鋼、プテラスピス目
生息地(発見地)
ヨーロッパ(ノルウェーのスピッツベルゲン島)
時代
4億1600万年前~3億9800万年前(デボン紀前期)
全長
約15cm
体重
不明
食べ物
プランクトン
解説
ドリアスピスは頭部の先端に長い突起を持っている非常にユニークな姿をした魚でこの頭部の突起のフチの部分はノコギリの歯のような小さな突起が並んでいます。また、まるで飛行機の翼のような形をした二枚のヒレの前面部分にも同じようにギザギザとした突起があったとされています。

上記の画像などを見るとドリアスピスはノコギリザメなどと同じように2メートル位ありそうな風貌をしていますが実際には全長15cm程度と手のひらサイズの小さな魚で海中や河口に生息し、プランクトンを食べて生活していたとされています。
また、口が通常の魚のように体の下側についているのではなく、体の上側についている事もドリアスピスの特徴のひとつで具体的には頭部の突起の付け根辺りに口があります。
ノコギリ状の歯がついている突起の役目については海底の砂や泥を払いのける為に用いられたと考えられており、餌となる小さな生物を見つけるのに役立っていたのではないかと推測されています。