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ニホンアシカ [絶滅動物図鑑]

ニホンアシカ
Japanese sea lion

ニホンアシカの画像2
科名
アシカ科
その他の名前
アシカ、ミチ、ミチノウオ、トド、アジカ、アシカイオ、ウミオソ、ウミヨウジ、ウミカブロ、クロアシカ、葦鹿
英名:[Japanese sea lion]
学名:[Zalophus japonicus]
分類
哺乳類、食肉目、イヌ型亜目、クマ下目
生息地(発見地)
アジア(ロシア、日本、大韓民国)
時代
約220万年前~1974年?
全長
オス:約240cm
メス:約180cm
体重
オス:約500kg
メス:約120kg
食べ物
肉(魚類、頭足類など)
ニホンアシカの画像3
解説
ニホンアシカはかつて日本海を住処にしていたアシカ科の哺乳類で体が大きくアシカ属の中では最大の種だと言われています。現在も北東太平洋や北アメリカ大陸西岸に生息しているカリフォルニアアシカよりも1割程度、体重が重かったとされています。
また、上記の通り、オスの方がかなり体が大きく、毛の表面の色も雌雄で異なります。オスは全身が暗褐色で頭頂部が隆起して体毛が白くなっており、メスは灰褐色で背筋の部分は暗灰色です。

ニホンアシカは非常に多くの別名を持ち、生息環境としては岩礁や海蝕洞などがあげられます。オスとメスの関わり方は一夫多妻で5月から6月の間に交尾を行い、1回に1頭の幼獣を産んでいたと推測されています。

ニホンアシカは毛皮や体に含まれる多量の油を得る為に狩りの対象となり、人の手によって多くの個体が捕らえられました。
まだ絶滅していないとの説もありますが1974年以降はニホンアシカが発見されたという決定的な証拠もない為、既に絶滅しており、結果的には人の手によって絶滅させられたという説が濃厚です。