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スミロドン、サーベルタイガー。[絶滅動物図鑑]

スミロドン
Smilodon

スミロドンの画像
科名
ネコ科
その他の名前
サーベルタイガー
英名:[Smilodon]
学名:[Raphus cucullatus]
分類
哺乳類、ネコ目、マカイロドゥス亜科
生息地(発見地)
北アメリカ、南アメリカ
時代
約300万年~8000年前
人間の祖先が狩りによって絶滅させたとも言われています。
全長
約1.5~2.5m
体重
約330kg
食べ物
スミロドンの画像2
解説
スミロドンは「ナイフの歯」という意味の名前を持つサーベルタイガーの一種でサーベルタイガーの仲間の中でも代表的な種類として広く知られ、化石も現在までに2000体以上発見されており生態についてもかなり研究が進んでいます。

スミロドンは名前の由来ともなった非常に大きくて長い全長24cmにも及ぶ犬歯が特に特徴的で、この犬歯を使ってマンモスやバイソンなどの大型の動物のやわらかい部分の血管を狙って断ち切る事によって大量に出血させる事で仕留め、食べていたと考えられています。
体つきががっしりとしており一説には現在のライオンの2倍程度の体重があったとも言われていますが、四肢が短くて走るのはそれほど速くなかったとされている為、獲物を追いかけて捕まえるのではなく待ち伏せ型の狩りをしていたと推測されています。
また、ライオンのように群れでの狩りを行っていたと考えられており、発見された化石から犬歯が折れた状態で生活していたとされる個体が確認されている事から群れで助け合って生活していたのではないかという説が有力視されています。

スミロドンのその他の体の特徴としては後脚に比べて前脚が強力であった事や尾が短い事、顎の関節が120度以上に開いていた事などがあげられ、オスの個体はライオンのようなたてがみを持っていた可能性もあるようです。

尚、スミロドンの記載年は今から150年以上前の1846年の事でプリエニンガーの手によって行われました。