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タスマニアタイガー。[絶滅動物図鑑]

タスマニアタイガー
Thylacine

タスマニアタイガーの画像2
科名
フクロオオカミ科
その他の名前
フクロオオカミ
英名:[Thylacine]
学名:[Thylacinus cynocephalus]
分類
哺乳類、フクロネコ目、有袋目
生息地(発見地)
オーストラリア(ニューギニアやタスマニア島にも生息していました)
時代
約400万年前~1960年ごろ(更新世~現世)
全長
約100cm~130cm
肩高:60cm
体重
不明
食べ物
タスマニアタイガーの画像
タスマニアタイガーの画像4
タスマニアタイガーの画像3
解説
タスマニアタイガーはフクロオオカミと呼ばれる事もある有袋目の哺乳類で大型の肉食動物としても知られています。また、人間に害獣として駆除され続けた事が絶滅の原因となったのではないかと言われている動物でもあります。

タスマニアタイガーの最も大きな特徴は現在もオーストラリア大陸に生息しているカンガルーなどと同じように袋を持っていた事で胴体の中ほどの位置からまるで虎のような横縞模様があり、この特徴からタスマニアタイガーと呼ばれるようになりました。

タスマニアタイガーは元々はタスマニア島だけでなく、オーストラリアやニューギニアにも生息していましたがそれらの個体群は人が持ち込んだディンゴと言う野犬との生存競争に敗れて絶滅したとされ、残ったタスマニア等の個体群も人が家畜としていた羊を襲う事から懸賞金をかけた大規模な粛清が行われ、20年間で数千頭が殺された事で姿を消してしまいます。

尚、タスマニアタイガーはワラビーを主食としていましたが、素早く走る事が出来なかった為、狩りは相手が疲れるまで追い続けるという方法であったと言われています。
また、カンガルーに似た長いしっぽと後脚を使って立ち上がる事ができ、育児をする為の袋はカンガルーほどには発達していなかったとされています。