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ワタボウシタマリン [絶滅動物図鑑]

ワタボウシタマリン
Cotton-head tamarin

ワタボウシタマリンの画像
科名
オマキザル科(マーモセット科)
その他の名前
ワタボウシパンシェ
英名:[Cotton-head tamarin]、[Cotton-top]、[Cotton-top pinché]、[Cotton-top tamarin]
学名:[Saguinus oedipus]
分類
哺乳類、サル目、広鼻猿類
生息地(発見地)
中南米(コスタリカ、コロンビアなど)
残存個体数
1000頭以下(2017年)
※野生の環境下における予測数です
体長
20~30cm
尾の長さ:30~41cm
体重
300~600g
食べ物
雑食(木の実や果実、小さな動物や昆虫など)
動物食の傾向の方が強いとされています。
解説
ワタボウシタマリンは頭部に生えている毛がまるで植物の綿帽子のように白くフサフサとしている動物でこの特徴が和名である「ワタボウシタマリン」の由来となっています。

ワタボウシタマリンはサルの仲間であり、主に木の上で生活しています。基本的には単独で生活する事はなく4~20頭くらいの数で群れを作り、子供が産まれるとオスも子供の世話を積極的に参加するという特徴があります。オスは子供を背に乗せて行動し、授乳の時以外はオスが面倒を見ている事が多いようです。

森林などの生息地が破壊された事やペット用や実験用としての乱獲が原因となって個体数が激減してしまい、野生の環境下では絶滅危惧種に指定されてしまったワタボウシタマリンですが飼育環境では日本国内においても上野動物園や浜松市動物園をはじめとした多くの動物園でワタボウシタマリンが飼育されており、現在、種の絶滅に関しては免れている状況にあります。